ショートスリーパーの方には関係ないかも知れませんが、不眠が身体や心に及ぼす影響は様々です。
身体症状だと、頭痛や肩こりの悪化や気象の変化に伴う体の不調、睡眠時間は確保できているのに疲れが取れない、朝起きるのが辛い。など、本人が自覚しているものから無自覚に起こっているものまできりがありません。
夜寝つきが悪い習慣が続くと、大体の方が同じようなことを考えてしまいます。「明日、朝早いのに。」「寝なきゃいけないのに。」「寝坊しちゃうよ。」寝なきゃ寝なきゃと繰り返し思考してしまい、結局寝ることが出来たのは明け方。何の疲れも取れないまま、翌日がスタートしてしまい、それが連日続くと気持ちが滅入ってきて身体的にも精神的にも疲弊して社会生活に支障が出てしまった患者様を何人も見てきました。
すごく簡単で雑な説明をすると、浅睡眠時は肉体は弛緩して休息状態に入りますが、この時脳は今日起きた体験を記憶として処理していて活発に働いています。ずっと脳は動いたままでパソコンに例えるとバックグラウンドで色んなファイルをダウンロードして様々なフォルダに記憶として振り分けている状態です。
一方で深睡眠に入ると、脳はようやく記憶の処理が終わり休息状態に入ることができます。冷却状態に入るとでも言いましょうか。
睡眠が浅く、深い睡眠が減少すると脳の休まる時間が減少するので朝を迎えた瞬間から脳は「私疲れてるんですけど」の信号を送ることになります。巷で流行っているエナジードリンクはたっぷりブドウ糖液糖を含んでいるので脳を一時的に無理やり起動させている感じでしょうか。日常的な摂取はお気を付けください。
これってホントにどうにかしてあげたくて。
正常な判断がだんだん、少しずつ出来なくなってきます。怒りっぽくなったり、逆に無気力になっていったり。
本人はすごく仕事とか社会活動頑張っているのに、頑張れば頑張るほど悩みや上手くいかない事が増えて。また眠れなくなって。朝からエナジードリンク飲んで、また頑張って。。。
極端に言えば、うつ病になってしまうんです。
うつ病ではなくても、その他にストレスが起因して起こる精神性疾患はたくさんあります。その全ての引き金になり得るのが不眠なんです。
頼む、寝てくれ。
先ず、私が提供できる事はマッサージによる身体の緊張を緩和する事と鍼治療で自律神経の働きに緩急をつけること。たった２つです。正直少ないです。でも少ないからこそ強みとしてアピールします。
鍼灸による自律神経への調整効果はWHOでも認められ、世界的にも自律神経へのアプローチとしてメジャーになりつつあります。また、やり方についても論文などのエビデンスを持った症例報告も数多く存在し治療法としてもパターン化出来て一定の効果を上げやすい状況になっています。
現実の例だと、私の施術を睡眠トラッカー機能のあるスマートウォッチで計測してもらった結果、鍼の置鍼（鍼をうってから10分ほど放置する）時に『深い睡眠』を測定していて効果を裏付けることが出来ました。
効果は一時的ではありますが、自律神経の働きと向き合う入り口としてはかなり有用で実感しやすいのが魅力だと思います。自律神経のメンテナンスは継続的に施術することをおすすめします。
| 店舗名 | Re:LIFE 川越鍼灸院 |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県川越市新宿町1-16-4 カワイビル1F |
| 営業時間 | 10:00～２２:０0 （最終予約枠20:４0） |
| 定休日 | 木曜日、その他(不定休) |
| 最寄り | 川越駅西口から徒8分 |
